PSQL v13 SP2 リリース ノート
一般リリース – 2018 年 9 月
目次
PSQL v13 SP2 の一般リリースへようこそ。
このリリース ノートには以下のトピックが含まれます。
このドキュメントは PSQL のインストールに含まれていますが、リリース後に更新されることがあります。この最新版は常に PSQL Web サイトで公開されます。
概要
製品のエディション
このリリースに含まれているエディションを以下にオペレーティング システム別にリストします。
Windows および Nano Server
Windows IoT Core
Linux
OS X
Raspbian
サポートされるプラットフォーム
このリリースは以下のオペレーティング システムの 32 ビット版および 64 ビット版のいずれでも正常に動作することを確認済みです。ただし、日本語版では Windows Nano Server はサポートしません。プラットフォームのサポートの詳細については、『What's New in PSQL』と『Getting Started with PSQL』を参照してください。
このリリースは、Windows 10 バージョン 1803(別称:Spring Creators Update および April 2018 Update)で正常に動作することを確認済みです。
PSQL のインストールは、Docker for Windows との動作確認が完全に行われています。
PSQL Server(Windows Nano Server および IoT Core 版)では、Btrieve、DTI、ODBC の PSQL SDK が使用可能です。PSQL のマニュアル全体を通して、PSQL Server への言及はすべて Windows Nano Server および IoT Core システム上のインスレーション、また Windows のパーソナル コンピューターや Windows サーバー エディション上のインスレーションにも該当します。
最新のサービスパックを適用して、すべてのオペレーティング システムを更新することを推奨します。
製品認証
PSQL には評価インストール用のトライアル キーが付属しています。このトライアル キーには Server 用に 20 ユーザー、Workgroup 用に 5 ユーザー、および Vx Server 用に中規模サイズ(20 GB)の制限が設けられています。
本リリースの PSQL をインストールしている場合、インストール時またはインストール後に License Administrator ユーティリティを使用して製品を認証する必要があります。
Windows での認証
Windows では、PSQL Server、Vx Server または Workgroup に対して製品認証が要求されます。製品認証は、インストール中に実行するか、またはインストール後に License Administrator ユーティリティを使用して実行することができます。インストール中に PSQL を認証するにはインターネット接続が必要です。インストール後に PSQL を認証する場合は、『PSQL User's Guide』に概説されている別の認証手順を参照してください。
メモ: 現在、Windows IoT Core x86 および ARM32 では、プロキシ サーバー経由のオンライン認証はサポートされていません。
Linux での認証
Linux では、PSQL Server または Vx Server に対して製品認証が要求されます。製品認証は、インストール後に License Administrator ユーティリティを使用して実行する必要があります。PSQL v13 SP2 の認証にはインターネット接続が必要です。インストール後に認証を行う場合は、『PSQL User's Guide』に概説されている別の認証手順を参照してください。
メモ: 現在、Linux openSUSE AArch64 および Raspbian ARM32 では、プロキシ サーバー経由のオンライン認証はサポートされていません。
OS X での認証
OS X では、PSQL Server または Vx Server に対して製品認証が要求されます。製品認証は、インストール後に License Administrator ユーティリティを使用して実行する必要があります。PSQL v13 SP2 の認証にはインターネット接続が必要です。インストール後に認証を行う場合は、『PSQL User's Guide』に概説されている別の認証手順を参照してください。
Windows 上でのプロキシ サーバーを経由したライセンス認証アクセス
Windows Internet Explorer を使用してプロキシ サーバーを設定することを推奨しています。プロキシ サーバーが Internet Explorer 以外から設定されている場合は、Internet Explorer を介して再設定することをお勧めします。Internet Explorer を使用することができない場合は、以下の手順を使用してください。これらの手順には Windows のレジストリ編集作業が含まれています。
注意: レジストリの編集は高度な操作です。誤って編集すると、オペレーティング システムが起動しなくなる恐れがあります。必要であれば、経験豊富な技術者に依頼して編集を行ってもらってください。Actian Corporation はレジストリの破損に対して責任を負いません。
64 ビット Windows オペレーティング システムの場合、レジストリでプロキシ サーバーの設定を保存できるキーは 2 つあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Pervasive Software\ELS
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Pervasive Software\ELS
PSQL のエディション(Server、Client、Vx Server または Workgroup)に応じて、上記のどちらかの場所で ELS プロキシ サーバー設定が作成されます。ライセンス マネージャーはそのプロキシ サーバー設定を最初に HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Pervasive Software\ELS\ キーで探します。その設定が見つからない場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Pervasive Software\ELS\ キーを調べます。
プロキシ サーバー用のレジストリ設定を編集する場合は、まず設定が存在する場所を見つける必要があります。
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最初に Wow6432Node で探します。設定が存在する場合は、Pervasive Software\ELS\ キーでプロキシ サーバー用のレジストリ設定を編集します。
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Wow6432Node が存在しない場合は、Software ディレクトリに移動し、Pervasive Software\ELS\ キーでプロキシ サーバー用のレジストリ設定を編集します。
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Windows レジストリを編集して、Pervasive Software\ELS\ キーに次の値を追加します。
メモ: PSQL で必要なのは proxy_host および proxy_port の値のみです。お使いのプロキシ サーバーの設定によっては、proxy_userid と proxy_passwd も追加する必要があるかもしれません。
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Linux、OS X、および Raspbian におけるプロキシ サーバーを経由したライセンス認証アクセス
Linux、OS X、および Raspbian システムの場合、ライセンス認証できるようにプロキシ サーバーを設定するには、els.ini ファイルを編集する必要があります。PSQL では、これらのオペレーティング システムにおけるプロキシ アクセスの設定に、これ以外の方法はサポートしていません。
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メモ: PSQL で必要なのは proxy_host および proxy_port の値のみです。お使いのプロキシ サーバーの設定によっては、proxy_userid と proxy_passwd も追加する必要があるかもしれません。
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クライアントの互換性
Windows と Linux の場合、PSQL v13 Server および Workgroup は PSQL v12 Client 以降をサポートします。ただし、PSQL v13 Client のみがサポートされる IoT Core と Raspbian を除きます。
OS X サーバーの場合、クライアントは 13.00 以降でなければなりません。
PSQL と共に Audit for PSQL、Backup Agent、または DataExchange をアップグレード
PSQL v13 SP2 を使用するにあたり、PSQL v12 またはそれ以前のバージョンの PSQL でインストールされた Audit for PSQL、Backup Agent、および DataExchange はそれぞれ PSQL v13 に対応するバージョンにアップグレードする必要があります。PSQL v13 SP2 にアップグレードする場合は、これらの製品をまず終了しておくことをお勧めします。PSQL をアップグレードできたら、Audit for PSQL、Backup Agent、DataExchange をアップグレードして再起動できます。以前のバージョンの各種設定は自動的に引き継がれます。
新機能と改善点
PSQL の本リリースで提供される新機能と変更された機能については、『What's New in PSQL』を参照してください。このドキュメントはインストールされるドキュメントに含まれています。また、 Web サイトのドキュメント ポータルで参照することもできます。ポータル版は、製品リリース後に更新されることがあるので、最新の情報についてはポータル版を参照することをお勧めします。
PSQL のインストール
このセクションでは製品のインストールについて説明します。このセクションを読む前に、 製品認証の内容についてよくご確認ください。
インストール ファイルは 弊社 Web サイトからダウンロードできます。
PSQL の最終一般提供(GA:General Availability)リリースをインストールする前に、ベータ版や RC 版のようなプレリリース版を削除する必要があります。
本製品を初めてインストールする、またはアップグレードを初めて行うときに、インストールに関する詳しい説明をお読みになりたい場合は、『Getting Started with PSQL』をご覧ください。このマニュアルは PSQL Web サイトで入手できます。
インストール手順は、PSQL が実行されるプラットフォームによって異なります。
Windows へのインストール
インストールを開始するには、インストールしたい PSQL エンジンまたはクライアントの種類に応じたインストーラー アプリケーション(Install_*.exe)を実行し、手順に従ってください。
PSQL インストーラーは自動的にオペレーティング システムのビット アーキテクチャを検出して正しいコンポーネントをインストールします。32 ビットまたは 64 ビットのインストーラー アプリケーションを選択する必要はありません。
次の表は Windows オペレーティング システムでの PSQL インストーラーについて説明しています。
Windows へのインストールに関する重要な注意事項
Windows システム上に PSQL をインストールする場合は次の情報が適用されます。
Install_PSQL_<インストールタイプ>.exe /s /v" /l*v \"%temp%\PSQLv13_InstallLogFileName.log\" MSIFASTINSTALL=1"
PSQL Control Center または DDF Builder を使用する予定であれば、シャープ記号(#)、パーセント記号(%)、および 2 つの円記号(\\、UNC パスの指定に使用されます)の文字は PSQL 製品のインストール パスで使用しないでください。これら 2 つのユーティリティは、インストール パスにこれらの文字が含まれていると実行できません。
Windows 上でのサイレント インストール
PSQL のサイレント インストールを行うには、この例に示すように Quiet モード コマンド ライン オプション /qn を使用して PSQL をインストールします。
Install_PSQL<インストールタイプ>.exe /s /v"/qn /l*v \"%temp%\PSQLv13_InstallLogFileName.log\""
この例では Windows の一時フォルダーにインストール ログ ファイルを作成します。
オプションとして、インストールの完了後に PSQL の認証を行うには、License Administrator コマンド ライン ツール clilcadm.exe を使用します。
"<PSQLのインストールパス>\bin\clilcadm.exe" -a <キー>
Windows Nano Server および IoT Core へのインストール
本リリースの PSQL は Windows Nano Server および IoT Core での動作を検証済みです。これらのプラットフォームにおける PSQL のインストールまたはアップグレードの手順については、『Getting Started with PSQL』を参照してください。
インストール パッケージ
Windows Nano Server および IoT Core の場合、PSQL は次の表で示すように、フル サーバー、クライアント レポート エンジン、およびクライアントのインストールを提供します。フル サーバー インストールには、必要なエンジン関連ファイル、クライアント関連ファイル、およびユーティリティが含まれます。クライアント インストールでは、ユーティリティを含む、クライアントのサポートに必要なファイルのみを提供します。次の表は、インストール パッケージのリストです。インストールには、Microsoft PowerShell や .zip アーカイブ形式が使用されます。
Install-PSQL-Any-yy.yy-zzz.zzz-winuwp.x86_64.zip
Install-Zen-IoT-yy.yy-zzz.zzz-winuwp.x86.zip
Install-Zen-IoT-yy.yy-zzz.zzz-winuwp.arm32.zip
1 yy.yy-zzz.zzz は、製品のリリース番号とビルド番号を表す数字に置き換わります。
Linux へのインストール
PSQL v13 SP2 は Red Hat Enterprise Linux 7、SUSE、および openSUSE でテストを行いました。Linux 上で PSQL v13 SP2 をインストールまたはアップグレードする手順については、『Getting Started with PSQL』を参照してください。
インストール パッケージ
Linux の場合、PSQL では RPM および TAR の両方の Linux パッケージでフル サーバー インストールとクライアント インストールを提供します。フル サーバー インストールには、必要なエンジン関連ファイル、クライアント関連ファイル、ユーティリティ、および完全なユーザー マニュアルが含まれています。クライアント インストールでは、ユーティリティとドキュメントを含む、クライアントのサポートに必要なファイルのみを提供します。次の表は、インストール パッケージのリストです。
PSQL.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.rpm
PSQL.jajp-linux-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
PSQL-Vx.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.rpm
PSQL-Vx.jajp-linux-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
PSQL-Client.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.rpm
PSQL-Client.jajp-linux-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
メモ:Glibc および stdc++ パッケージは Client Access をインストールするための必須条件です。Client Access のインストール前に、yum コマンドを使用して Linux ディストリビューションのリポジトリからこれらのパッケージを追加できます。
PSQL-Client-Access.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.rpm
PSQL-Client-Access.jajp-linux-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
1 yy.yy-zzz.zzz は、製品のリリース番号とビルド番号を表す数字に置き換わります。
メモ: Linux で以前のバージョンの PSQL から PSQL v13 SP2 へアップグレードするには、まず既存のバージョンをアンインストールする必要があります。
Raspbian へのインストール
本 PSQL リリースは、Raspbian での動作を検証済みです。このプラットフォームにおける PSQL のインストールまたはアップグレードの手順については、『Getting Started with PSQL』の Linux に関する記述を参照してください。
インストール パッケージ
Raspbian の場合、PSQL では TAR パッケージでフル サーバー インストールとクライアント インストールを提供します。フル サーバー インストールには、必要なエンジン関連ファイル、クライアント関連ファイル、ユーティリティ、および完全なユーザー マニュアルが含まれています。クライアント インストールでは、ユーティリティとドキュメントを含む、クライアントのサポートに必要なファイルのみを提供します。次の表は、インストール パッケージのリストです。
PSQL-Client.jajp-linux-yy.yy-zzz.zzz.aarch64.tar.gz
1 yy.yy-zzz.zzz は、製品のリリース番号とビルド番号を表す数字に置き換わります。
OS X へのインストール
PSQL v13 SP2 は OS X 10.10 および 10.11 でテストを行いました。このオペレーティング システムにおける PSQL v13 SP2 のインストールまたはアップグレードの手順については、『Getting Started with PSQL』を参照してください。
インストール パッケージ
OS X の場合、PSQL では TAR および DMG の両方のパッケージでフル サーバー インストールとクライアント インストールを提供します。フル サーバー インストールには、必要なエンジン関連ファイル、クライアント関連ファイル、ユーティリティ、および完全なユーザー マニュアルが含まれています。クライアント インストールでは、ユーティリティとドキュメントを含む、クライアントのサポートに必要なファイルのみを提供します。次の表は、インストール パッケージのリストです。
PSQL.jajp-macosx-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
PSQL.jajp-macosx-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.dmg
PSQL-Vx.jajp-macosx-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
PSQL-Vx.jajp-macosx-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.dmg
PSQL-Client.jajp-macosx-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
PSQL-Client.jajp-macosx-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.dmg
1 yy.yy-zzz.zzz は、製品のリリース番号とビルド番号を表す数字に置き換わります。
メモ: OS X および Raspbian で以前のバージョンの PSQL から PSQL v13 SP2 へアップグレードするには、まず既存のバージョンをアンインストールする必要があります。
OS X および Raspbian へのインストールに関する重要な注意事項
OS X および Raspbian システム上に PSQL をインストールする場合は次の情報が適用されます。これらの注意事項はすべて、SMB/CIFS ネットワーク プロトコルの Samba の実装を使用したアクセスおよび認証に関することです。Linux で Samba を設定する手順は OS X および Raspbian にも適用されますが、以下に示す例外があります。
 
詳細については、『Advanced Operations Guide』の「サーバー設定プロパティ」を参照してください。
PSQL unixODBC のソース コード
GNU General Public Licensing(GPL)に従って、Linux、OS X、および Raspbian システムでは PSQL unixODBC 機能用のソース コードが、psql-unixODBC-2.2.11.tar.gz としてインストールの /etc ディレクトリに再配布されます。
インストールに含まれる JRE コンポーネント
Windows 32 ビット オペレーティング システムの場合、すべてのユーザーに対して適切なバージョンの JRE(1.7 以上)が既に存在しているときには、PSQL インストールで JRE コンポーネントはインストールされません。Windows 64 ビット オペレーティング システム、Linux および OS X の場合、JRE コンポーネントは常にインストールされます。
Backup Agent のインストール
Backup Agent は、PSQL Server と一緒に使用する場合は個別のライセンスを必要としません。これは PSQL Server for Windows に含まれています。Backup Agent を PSQL Workgroup と一緒に使用するには、個別のライセンスが必要です。
Windows Nano Server および IoT Core
現在、Windows Nano Server および IoT Core で Backup Agent v13 はサポートされていません。
Linux Red Hat、SUSE、および openSUSE
Linux Red Hat、SUSE、および openSUSE の場合、PSQL v13 SP2 のインストール後、既存のバージョンの Backup Agent を手動でアンインストールしてから Backup Agent v13 を手動でインストールします。
OS X
現在、OS X で Backup Agent v13 はサポートされていません。
Raspbian
現在、Raspbian で sBackup Agent v13 はサポートされていません。
修正された問題と既知の問題
PSQL Web サイトでは、前リリースからの本 PSQL リリースの機能強化と問題の修正リストから成る履歴ファイルを提供します。また、既知の問題のリストも参照できます。
使用に関する注意
このセクションでは、インストール後の本製品の使用時に起こりうる状況について説明します。
Windows の場合
 
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免責事項
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